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北海道への観光はもちろん、道民も目からウロコの情報をお届けします。
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TOHOHO日記
取材中に、泣く。
2009.6.23
HO24号「小さな漁村でのほほんと」
おかげさまで売れ行きは好調です。ありがとうございます。
ホームページをご覧になって「最新号がSOLD OUT?!」と驚かれている方もいらっしゃると思います。
現在、最新号はすべて書店に振り分けており社内の在庫がない状態です。
そのため、ネットやお電話での直接注文にはお応えできずご迷惑をおかけしております(嬉しい悲鳴というやつですね…)。
書店にはまだ並んでいるかと思いますので、ご希望の方はぜひ書店でお買い求めいただきますようお願いいたします。

さて、好評の(自分でいうのもおかしいですが)今号
p82でご紹介した「鮨処 松坂」さん。

ページの冒頭で、キリリとした職人の素顔を見せてくれている店主の松坂さんですが、実はこの取材で私は松坂さんに泣かされました!!

…といっても、松坂さんが極悪非道な人だったわけではないのです。
いいえ、むしろとっても愉快な方でした。

取材中も軽快な語り口で、私や同行したカメラマンを笑わせっぱなし。
「バスのハンドルを寿司に握りかえたんです」
とか
(注:松坂さんは観光バスの運転手から寿司職人という華麗な転身をされた方です)
「僕は常に一握り入魂ですから」
とか
文字で書いても伝わりにくいとは思いますが、取材中には大爆笑の名言がてんこ盛り。きっとお客さんとして食べに来たら、絶対リピーターになっちゃうだろうなぁと思うほど楽しい時間でした(実際リピーター率はかなり高いようです)。

てんこ盛りウニやイクラのほかに「山わさび巻き」もお薦めだといわれ、撮影させていただきました
(↓↓誌面にも掲載しています。ちなみに赤いのは「鉄火入り山わさび巻き」)。

これは、もともとイカの握りに添えていた山わさびを見て
「生わさびを巻いた『なみだ巻き』があるんだから、山わさびも巻き物にしてみたら?」
と、何気なく言ったお客さんの一言が始まりだったそう。
それが「刺激を求める現代人」(松坂さん談)には大ウケで、今や押しも押されぬ店の看板メニューにまで登りつめました
(↓↓これが山わさびです)。

辛いもの好きというゴツイ漁師さんが、山わさびたっぷりのこの巻き物(スペシャル版)を食べてボロボロ涙を流し「親の葬式でも泣かなかったのに」と言ったとか、言わなかったとか。

そんな話を聞いてすっかりビビってしまった私ですが、しかしここで食べなければ女が廃る!(??)と最後の最後に意を決して一切れ。
恐る恐る噛むと確かに辛い、「でも意外といけるじゃん」とモグモグし始めたのが運のつきでした。
突然ガツーーーーンと鼻っ柱を殴られたかのような衝撃が!!
辛い っていうか、痛い!
口の中が痛すぎて、噛むことも飲み込むことも不可能になり、次には涙と鼻水がダラダラ。

顔を覆って耐える私に、
「刺激的でしょう?」
と松坂さんは爽やかな笑顔で話しかけてくれますが、答えられるわけなんてありません!
水をもらってなんとかお腹に流し込みましたが…… 辛かった。
そして確かに「刺激的」でした(笑)。


このごろ「なんだか刺激が足りない」と感じている方は、ぜひ苫小牧の錦町横丁にある鮨処松坂で山わさび巻をどうぞ!!
きっと思い出深い一コマを作れること間違いなしです。

(みさと)
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ビッグなパン!
2009.6.12
「HO」を作る時、まず大まかな特集テーマを決めて、情報収集をします。
ここで集まった情報量によって、本の出来が左右されるといっても過言じゃありません。
実際に誌面で紹介されるのは、1/10もないと思います。
紹介できなかった情報も別の機会に生かされるよう、大切にストックしています。

情報収集中は、そのテーマに沿った内容で頭がいっぱいです。
特にひとつの食べ物をテーマにした時は、もう大変。
つねに「それが食べたい!」という心境に……。
パン特集(vol.23)の時も毎日パンが食べたくて堪りませんでした。
誌面で紹介しても、自分で食べていないパンは気になったままです。
そんなわけで、ついに気になっていたパン屋さんのひとつ、旭川の「王様のパン」(p48〜49)さんから、社内の有志でパンをネット購入しましたー!
あの大きな「なべパン」を自分の目で見てみたかったのです!
笑顔が素敵な店長さんと大きな鍋に入ったパンが印象的なページですよね。
必ず近いうちにお店にも顔を出します!


じゃーん!すごいでしょ♪
手前左から、マーラーカオ1本800円、セットパン2つ各400円、なべパン(プレーン)の1/8サイズ350円。
奥は左から、食パン1斤580円、かぼちゃのなべパン1/2サイズ1350円、包装紙に包まれたくるみのなべパン2650円の上に「王様のなみだ」170円などなど。
まず、なべパンの大きさにみんな大興奮です!

その大きさ、(みさと)さんの顔と比べてみましょう。

パン星人現る!?

真ん中からわしっとちぎって、「たっくん食べ」(王様のパンHP参照)をしてみたかったのですが、今回は共同購入なのでガマン。
きちんと切り分けました。

中はクルミがたっぷり。
外側が固いかと思いきや、香ばしくパリっとしています。
中はもっちり、クルミがカリコリ。
どの辺りをちぎっても、しっかりクルミが味わえます。
気が付くと、おしゃべりしながら食べ続けていてビックリしました。
おなかが苦しくても、ついもう一口と手にしてしまうんですよね。

プレーンは噛めば噛むほど甘味が出て、シンプルに小麦の味が楽しめます。
何もつけずに食べてしまったので、次回はジャムなどを付けて食べたいと思います。
今回、「いろんなものが食べられるセットパンも買えばよかった」と激しく後悔しました。
次に購入する時は、忘れずにお願いしようと思います。

この大きな「なべパン」は1つ2650円で、食べきれない時は冷凍し、食べたい時に自然解凍すれば大丈夫。
ひと手間かけて、蒸すとまた違った感じになるのだとか。
パーティーにもぴったりな「なべパン」。
お薦めです。

(しずか)

王様のパン
旭川市末広2条3丁目3-19
電話:0166・54・8080
営業時間:9:00〜16:00(パンが無くなり次第閉店)
定休日:日・月曜、祝日
http://www.osamapan.com/
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HBCラジオふぇす
2009.6.3
先日このブログでお知らせした
「HBCラジオふぇす」は大成功のうちに終了しました!
告知のとおり、中野さんのサイン入りHOの即売会も行い、
なんと!約30分で両日とも予定冊数を完売いたしました!
当日の盛り上がりぶりをご覧ください!

札幌駅南口の大丸前広場で開催されたHBCふぇすは2日ともすごい人出。
イベント会場の中央にはステージが用意されており、過去57年のHBCラジオの番組を振り返った番組などが公開生放送され、ベテランさんや現在人気上昇中の新しいパーソナリティーさんが次々と登場していました。
小さくて見えにくいと思いますが、
写真には20号(そば特集)でご協力いただいた
船越ゆかりさんが写っています。

会場内には、焼き鳥やラーメンなど食べ物を販売するテントも充実、土曜はお天気がよかったので、ゆっくり座って味わっている方も多くいました。
各番組ブースでは、ダーツゲームやサイコロゲームなどができて、学園祭のような雰囲気。なんだかワクワクしました。

以前HOでご協力いただいたパーソナリティさんたちとも久しぶりにお会いできました!
21号(魚めし特集)で手巻き寿司パーティをしてくれたMAYUさん。
HOを販売したバラエティ番組ブースのスタッフとして頑張っていました。


同じく手巻き寿司パーティに参加してくれた若林さんは音楽番組ブースに。
(今号でもCDセレクションでご協力いただきました)
お会いして、いろいろお話しさせていただいているうちにすっかり若林さんの写真を撮るのを忘れてしまいました
(スミマセン)。
会えたことをとっても喜んでくれて、私も感激でした。

15号(温泉特集)で旅をしてくれた奥田ゆかさんです。
1年以上前の取材だったのに、私のことを覚えていてくださってまたまた感激!
図々しく一緒に写真に写ってしまいました。
奥田さん……かわいい。


さてさて、肝心の中野さんはバラエティ番組ブースに。
この盛況ぶり!
ブース内には中野さんのほか「ラジ魂!!」でご一緒の大森俊治さんや、「おじさんツインカム」のDONさんもいらっしゃいました。31日は「5丁目STATIONアキトム」で中野さんとご一緒に番組をやっていらっしゃる小橋あきさんや、大下宗吾さんもブースに遊びに来ていました。

販売前の準備中。計算の苦手な私をみんなが心配そうに見つめています(笑)。
当日は(ひろみ)さん、(さっち)さんに加えて、小さいながらも強力な助っ人(写真右)×2人と一緒に販売。本当にたくさんの方から、温かい言葉をいただきました。

当日サイン本を購入してくださった方へのスペシャルなおまけは
大森俊治さん編集の「HE(へ)」。
「HOに出られなかったのが残念」とおっしゃって大森さんが手書きで作った冊子です。
認めるのは悔しいですが、素晴らしい出来栄えでした(笑)。
大森さん、ありがとうございます!
(お写真撮るのを忘れてしまいました。がっかり)
今度はぜひHOでもご協力お願いします。

無事、そして楽しく2日間のサイン本即売会を終えることができたのも、中野さんはじめHBC関係者のみなさん、そしてイベントにご参加くださったみなさんのおかげです。
この場を借りて感謝申し上げます。
ありがとうございました!!
最後に私もサインを書いていただきました。
これはHO編集部の宝にします!

HBCラジオがもっともっと盛り上がるように、みなさんもラジオを聞いてリクエストやメッセージをどしどし送ってください↓↓
HBCラジオ
http://www.hbc.jp/radio/
(6月7日まで「夏のハッピーウィーク」を開催中だそうです。
ラジオを聴いて、皆さんもぜひ豪華プレゼントを当ててください)

中野さん出演
 「ラジ魂!!」(土21:00〜23:30)
http://www.hbc.co.jp/radio/rajikon/
 「ベストテンほっかいどう」(日21:00〜22:00) 
http://www.hbc.co.jp/radio/best10/
 「5丁目STATIONアキトム!」(月19:00〜21:00) 
http://www.hbc.co.jp/radio/akitom/

若林さん出演
「サウンドエクスプローラー」(月21:00〜21:30) 
http://www4.hbc.jp/explorer/list.php
「にちようサウンドボックス」(日12:00〜12:50、野球終了〜18:00)
http://www.hbc.co.jp/radio/sound_box/
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ビッグイベント あります!!
2009.5.26
HO24号 「小さな漁村でのほほんと」 
皆さんご覧いただけましたでしょうか?
海のきれいな景色と、おいしい海鮮と、元気な浜の人々が誌面から飛び出さんばかりに迫ってくる、
なかなかいい特集になっていると思います(自画自賛)。
食べるだけじゃなく、見ることや、歴史を感じることで海沿いの街をまるごと楽しむ旅の手助けになる1冊です。


前浜で揚がった魚介を豪快に食べられる店や、絶景を見ながらのんびりできる旅館、そして漁師さんから料理のコツが聞ける直売所など、漁港の街をこの1冊でまるっと堪能できます!

まだ、という方はぜひ書店かコンビニでお買い求めください。
目印は爽やかな海の夕景の表紙ですよ。

さてここで、大切な告知がひとつ。
いつもHOにご協力いただいているHBCラジオさんが、

5月30日(土)・31日(日)にJR札幌駅南口広場で
「HBCラジオふぇす2009」(30日(土):10時〜17時、31日(日)10時〜16時)を開催します。


各番組でブースを作り、それぞれ食べ物などを販売。
そのほかステージでのライブやラジオの公開生放送など、
普段はラジオを通してしか触れ合えないパーソナリティーさんたちに
直接会える貴重なイベントです。

※ラジオふぇすに関しての詳しい内容は
 ↓↓
http://www.hbc.jp/radio/info/radio_fes/index.html

そのラジオふぇす会場でHO24号を紹介していただけることになりました!
今回誌面で寿都・島牧の旅をしてくださった
パーソナリティー中野智樹(トム)さんの番組
「ラジ魂!!」(毎週土曜21時〜23時30分放送)ブース内に
パネルを使ったHOのコーナーが登場します。
中野さんには寿都と島牧の旨いものをがっつり食べ歩いていただきました。その上素敵な入浴シーンまである今回の旅行記は、ファンなら垂涎ものです

さらに!!
トムさんのサイン入りHOも限定発売!
ラジオふぇすの開催される2日間、
15時から「ラジ魂!!」ブースにて販売を開始します。
25冊限定で、先着順となりますのでみなさんお早めに。
食べても、笑っても、ぼんやりしてもさまになる! かっこいいトムさんのサイン入りHOをぜひお手元に!!


(みさと)
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LOVE☆様似
2009.5.20
HO vol.24、まもなく発売になります。夏に向かうこの季節にふさしく、「海」にまつわる特集です。書店やコンビニで見かけられた方はぜひ、手にとってみていただけたら嬉しいです。


今回、私は「様似」に取材に行かせていただきました。

急な日程で、あちこちで無理な取材のお願いをしたため、札幌出発朝5時、という少々ハードな旅でしたが、晩春の日高の海は本当に素晴らしいものでした。

道すがらあちこちで見られた風景。「いつしかに春の名残となりにけり昆布干場のたんぽぽの花」という白秋の句そのままを思わせるのどかな世界でした


「『浦河は知ってる、えりもも知ってる、でも、様似は知らない』。そんな人が多いんです、親子岩やエンルム岬などが浮かぶ美しい海も、素晴らしいアポイの屋まもあるのに」と言った方がいましたが、まったく同感です。

そんな美しい景観をとらえようとするカメラマン氏。靴が濡れるとか、落ちたら危ないなんてことは一切考えず突進する姿には、いつも感心させられます。




いくつかの取材先の中でも、特に印象に残っているのが、この2つです。

1つめは「様似山道」。様似町東部に、危険な海岸沿いの道をさけるため、山を開削して造られた約7キロの古道なのですが、実は、この道を「見つける」のにかなりの苦労をしました。「入口がない」「ここを登れるわけがない」「これが道であるわけがない」。それほど険しい道なのです。比較的わかりやすい西側の入り口では…。


けれど、町の方に聞いたところ、「確かに険しいし、片道4時間ほどかかるが、実に気持ちがよい」とのこと。いつか必ず踏破してみたいと思います。


もう一つ、忘れられないのが等じゅ院さんです。200年以上の歴史を持つ由緒あるお寺。本堂こそ新しいものの、さまざまな文化財を所蔵され、敷地に入るだけで背筋が伸びるような、不思議な気高さがありました。



ご住職一家は皆さん親切で思いやりがあり、博識でお話も上手で、なるほど長年古刹を守って来られた方たちは品格が違うと深くうなずかされました。

本堂に通され、出していただいたのは…。えっ、お抹茶? し、しかもこの器は。さすが江戸幕府直轄の三官寺筆頭です



ところで、取材を終えて出社すると、机の上に1通の手紙が。

今回、取材をお願いしたのですが、お受けいただくことができなかった様似の「駅前民宿」の女将さんからでした。



手作りの美しい便せんに、取材を断ったことを丁寧に詫びてくださっって、「夫婦2人で営む小さな宿であり、雑誌に載ったことで、お客様に迷惑をかけるようなことになってはいけないから」という理由を、丁寧に、思いやりあふれる言葉でつづってくださっていました。

しかも、宿のブログを拝見したところ、HOの写真とともに、温かい言葉でHOのご紹介やエールをいただいており。ただ、恐縮するばかりです。ありがとうございました。

静かで美しく、誰もが親切な町、様似。わずかな時間でしたが大ファンになりました。

以前は等じゅ院の敷地だったという「観音山公園」からの景色です

町内で発見したかわいらしい駅


(ひろみ)
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