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TOHOHO日記
脱出 大作戦!
2009.8.21
動物特集でもないのに、
毎号必ず動物が登場するとちまたで噂の(?)HOですが、
今回の野菜旅も、犬や鶏など愛らしい動物たちが誌面を飾ってくれました。
中でも、異彩を放っていたのがp40の「和みの風」さんで飼っている
ロバの「サクラ」と「クルミ」ではないでしょうか。
↑サクラ(母)
↑クルミ(娘)

取材当日、宿に到着したカメラマンと私が車から降りるなり2頭は
「何奴がやってきた?」
とでも言わんばかりに、私たちを凝視しながらもそろそろと私たちの方へ。
特に好奇心旺盛なクルミは、横に渡された2本の柵の間から
首を伸ばして私たちに近づこうとします。

身長が100センチあるかないかの小ささで威圧感がなく、
そのうえ愛らしい面持ちのロバに、
私も近寄って思わずヨシヨシ。
かじったり、どついたりされるかな…? と最初はちょっと怖かったのですが、
持っていたボールペンを食べようとする以外は、
特にいたずらもせず大人しいので、
柵越しからゴワゴワしたたてがみをなでたり、
背中やお腹をポンポンたたいたりして、ちょっとした「ふれあい牧場」にでも遊びに来た気分ですっかり和みました。

動物好き(?)のカメラマンが、
しきりに2頭を撮影しているのを横目に
ご主人の桐木さんに玄関先でご挨拶をしていたときのこと。
「あ! 逃げた」
という声に振り向いてみると、
なんと元気なクルミが柵をすり抜けて
脱走しているではありませんか!
広々とした駐車場を楽しげに走り回るクルミ。
「どっから逃げたんだ!?」と不思議がる桐木さんと一緒に
私も非力(?)ながら、クルミを追いかけます。
ロバは特に足が速いわけでもないのですが、するりするりと3人の間をすり抜けて
なかなかつかまってくれません。
5分ほどで、なんとか無事に柵の中へ戻りましたが、
取材前からびっくりのハプニングとなりました。
※写真…撮っておけばよかったんですけど、そのときは必死で頭が回りませんでした。
ゴメンナサイ。傍から見るとかなり面白かったと思います。

後で聞いてみると、どうやら柵の隅の比較的間隔が広くなっているところから
にゅるり(?)と体を滑らせて脱出した様子。
「最近、駐車場付近の草がおいしいって気づいたみたいで…。
でも、柵から脱出できるとなるとまずいなぁ」
と困り顔の桐木さん。
ここらへん↑↑の草がおいしいらしい

今頃、サクラとクルミはどうしてるかしら?
しょっちゅう脱出して、桐木さんを困らせていないかな? 
と今でもときどき気になっています。

実はロバを飼育しているところは、道内でも数えるほどだそう。
和みの風に宿泊すれば、珍しいロバと触れ合えるだけでなく、
一緒に記念撮影もできます。
↑こんなふうに。サクラはシャイなのでなかなか近寄ってくれないけれど
クルミはとても人懐っこいです

気性が穏やかで、餌は周囲の雑草を食べさせるだけでもいいので、
大変飼いやすい動物だそうですが、桐木さんいわく
「鳴き声がうるさいのがネック」
とのこと。
取材中も何度か声をあげていた2頭(特にクルミ)ですが、
確かに、何とも言えない咆哮でした。馬とも牛ともとれない…… あえて擬音で表すと
ブヒヒ〜
でしょうか? これじゃ豚ですね(笑)。
でも、豚の声とも違うんだよなぁ。
しかも、桐木さんがおっしゃっていた通り、結構な大音量なんですよ。これが。
生で聞いてみたい方は、ぜひ和みの風にご宿泊ください。
ロバがかわいいだけじゃなく、もちろん野菜料理もおいしいですよ。
↑部屋の中からもロバの愛らしい姿が見られます
↑まわりは緑がいっぱいでそれを見ているだけでも和みます


(みさと)

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取材先で取材を受ける
2009.8.4
HO25号 「あ〜、幸せの野菜旅」
みなさん、ご覧になっていただけましたでしょうか?
ビタミンカラー満載の誌面を見て
「見るだけでも、あ〜幸せ!」
と思っていただけたら、なにより 幸せです。


ところで、家庭菜園をされている方は少なくないと思いますが、
今回「ウィークエンドの畑生活」(p61)で紹介した
秋元さんの畑はかなり本格的で、
手入れの行き届いたものでした。

サイクリング用の自転車を入れるポールに、
ビニールを張って自分で作ったというビニールハウスには、
ホウレン草やチンゲン菜、ブロッコリーなど
虫に弱い葉物が植えられていて、
露地にはジャガイモ(なんと3種類も!)、
トウモロコシ、紫のアスパラ、長ネギ
スイカやメロンなどなど、とにかくびっくりするくらい
たくさんの種類の野菜が育っていました。
↑インカの目覚め、男爵、メークインの3種類が育つ
↑収穫は3年後からだそうですが、紫色に育っているアスパラです!
↑ズッキーニの花が綺麗に咲いていました

(しかも、葉物など収穫の早く終わるものは、そのあと別のものを植える二毛作を実践しているそうです。ほとんど農家だ…と思いました)


取材をしていて特に印象に残ったのは、
10年ほど前にお亡くなりになったという
旦那さまとの畑でのエピソード。
畑は、旦那さまのかつての通勤路沿いにあるのだそうで
夕食用に野菜を収穫している秋元さんの姿を、
帰宅途中に見つけると、
後ろから『奥様、今日の収穫はいかがですか?』と
よく声をかけてくれたのだそうです。

「畑で作業してると、今でもときどき 主人がそう言ってふっと現れるんじゃないかって思うことがあるんですよ」

にこにこと笑顔で話してくれた秋元さんでしたが、
その話を聞いた私は、生前の旦那さまとの畑でのやりとりが目に浮かぶような気がして
思わず、じーんと胸が熱くなりました。


さて、誌面でも紹介しましたが
秋元さんは岩見沢のコミュニティFMである
「FMはまなす」(76.8MHz)で
「ウーマンパワー」という番組を担当しています
(メーンで担当するのは月1〜2回)。
そのためのネタ集めや、取材もすべてこなし、
番組の構成なども自分たちで行っているそうです。

私が秋元さんに取材を申し込むのとほぼ同時に、
秋元さんからも私への取材の依頼があり、
畑で秋元さんの取材を終えた後、ご自宅にお邪魔して
今度はラジオ番組用の私へのインタビューが始まりました。
事前にお話は聞いていたものの
「ちょこちょこっと話すればいい」と軽く考えていた私。
「準備しますから、ちょっと待っててくださいね」
というや、本格的なマイクとレコーダーが出てきて
すっかり舞い上がってしまいました。

A4サイズの紙に書かれた質問票を提示され、
「だいたいこのような内容でお伺いしますから。
緊張しなくても大丈夫。『え〜』とか『あ〜』とか言っても
ちゃんと編集できますから、リラックスして答えてくださいね」
と説明はされたものの、やっぱりドキドキです。
滑らかに質問をしてくださる秋元さんの横で
『え〜っと』だの『う〜ん』だのを連発。
だいたい5分程度でインタビューは終了しましたが、
緊張の汗をずいぶんかいてしまいました。

人に、かしこまって質問されるって結構緊張するものですね。
私が今まで取材した方々もこんな気持ちだったんでしょうか…?
ドキドキはしたけれど、なかなか貴重な体験となりました。
まだ、未定だとはおっしゃっていましたが、
私のインタビューは8月中には放送される予定だそうです。
岩見沢市内の方々は聞くことができると思いますので、
ぜひ火曜18時にラジオを聴いてみてください。

(みさと)
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「ニセコ カレー小屋」お詫びと訂正です
2009.7.28
「ニセコ カレー小屋」お詫びと訂正です

HO Vol.25 P.84に誤りがあります。
ニセコ カリー小屋さんの電話番号です。

(誤)0136・26・3688
(正)0136・23・3688


ご迷惑をおかけいたしました。
カリー小屋様、読者の皆様に深くお詫び申し上げます。


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札幌ではここしばらく蒸し暑くはっきりしないお天気が続いていますが、今朝、会社には素敵な贈り物が届きました。

HO25号で取材した「ニセコ カリー小屋」さんからです。箱には、取材・掲載のお礼のご丁寧なお手紙とともに、たくさんのニセコサイダーが入っていました。カリー小屋オーナーの三好ご夫妻の温かなお気持ちと、ニセコの爽やかな空気までが同封されているようで、嬉しさいっぱいの朝になりました。



さっそくお礼の電話を、とHOの誌面をみながら電話をしました。


…が、あろうことか、通じないのです。

いただいた荷物の送り状と付き合わせ、局番が間違っていることに気付きました。

本当に申し訳ないことをしてしまったと、目の前が真っ暗になりました。あってはならない不注意に、なんとお詫びをすればよいのか言葉もありません。

お料理も、立地も、店内の雰囲気も、窓からの景色も、そして店スタッフのお人柄も、すべてが素晴らしいお店で、ぜひ多くの方に訪れてほしいと、心から推薦できるお店なのに、なんということをしてしまったのか…。この反省を深く胸に刻み、今後決して繰り返さないようにしようと思います。





カリー小屋の皆様、読者の皆様、本当に申し訳ありませんでした。



●ニセコ カリー小屋

倶知安町ニセコ高原ひらふ山田74
電話:0136・23・3688
営業時間:11:30〜15:00(土日祝は〜16:00) ※売り切れ次第終了
定休日:火・金曜を中心に不定休
http://www4.ocn.ne.jp/~niseko/


(ひろみ)
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運命の相手
2009.7.23
「どんな人にも、必ず相性のいい 運命の植物がある」
と、以前 友人から言われたことがあります。

私は、人並み程度に植物の名前も知っているし、
自分ではけっこう植物が好きな方だと思っていますが、
なぜだか、上手に植物を育てることができません。
誰でも育てられることで知られているサボテンさえも
枯らしてしまったことがあるくらいです。

「私って徹底的に、植物とは相性がよくないのかも…」
と植物と仲良くすることをすっかりあきらめていたころに、そう慰められたので
単純な私は
「よし!運命の相手を見つけるぞ!」
と、俄然元気になり、
以来、どんな植物も「これが運命の相手かも…」と思って
優しく接するようにしています。
(たいていは、勘違いなのですが…)

さて、話は変わりますが、間もなく発売するHO25号に掲載するため
先日「ちんまい」という観賞用の稲を栽培するキットを購入しました。

せっかくなので…と、現在社内で育てています。
「芽が出ないかな〜」
と、土の表面の乾き具合を見ながら水をやったりして世話していたら

なんと!
先日芽が出ているのを発見!!



小さな芽が3つも出ているではありませんか!
よし! スクスク伸びろ! しっかり伸びろ!
と、毎日見守っています。

これが、私の運命の相手かも!?
もし、稲が私の運命の植物だったら、
どんなことが起こっても、食いっぱぐれなそうで
なんだかいい感じ…。
順調に伸びたら、このブログでお知らせしたいと思います。
(お知らせしないときは、恐らく、「ちんまい」が私の運命の相手では
なかったと思ってください)

さて、噂の(?)「ちんまい」が、
次号のどこで、どんなふうに掲載されているかは、
ぜひみなさん、ご自身で誌面を見てご確認ください。
あさっての25日発売です。
次号の特集は 「野菜」 ですよ。

乞う ご期待。

(みさと)
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牧口さんの看板
2009.6.29
先日、HO24号の「うちの看板娘」に登場してくださった牧口商店の牧口さんからお電話をいただきました。

「HOにのせていただいたことを看板にしたいと思って、こんな文を考えてみたのだけれど、おかしくはないだろうか」とのことで、「この文とこの文とでは、どちらを先に書くのがよいだろうか」「この言葉とこの言葉とでは、どちらを使うのがよいだろうか」と、1文1文に丁寧に気をつかっていただいて、恐縮してしまうほどでした。

そして先週、ついに「看板、できたんですよ」とのお電話をいただき、日曜日の昨日、子どもたちを連れて見せていただきに行ってきました。おそらく、何晩も夜遅くまで睡眠時間をけずって何度も書き直し、完成させてくださったのだと思います。





コトバに関わる仕事について10数年。「文章を書く」ということや「言葉を選ぶ」というに対し、こんなにも丁寧に気をつかい、読む人・書かれる人のことを思いながら、文を書いたことはなかった、と、これまでの自分自身を振り返り、深く反省した一日でした。


江別2番通り名物「牧口商店の看板」には、とてつもない労力と時間がかかり、そして愛情が込められているのです。




牧口さんの果物や野菜は、品数は多くはありませんが、どれも本当に甘くておいしくて品質のよいものばかり。



帰りがけ、「お土産に」とお花を持たせてくれました。大きなプランターにお花が5株。「お父さん、お母さん(私)、お姉ちゃん、妹ちゃん、そして、江別のばあちゃんよ」。つまり、私一家の分と、牧口さんの分を1鉢に植えてくださったのです。枯らすことなく大切に育てようと思います。



牧口商店
江別市本町20-11
電話:011-383-3108
営業時間:7:00頃〜19:00頃、日曜を中心に不定休


(ひろみ)
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