お待たせしました(えっ? 待ってない?)。先日の続き……、「ウシと私との相性」についてです。
動物のウシはとても好きです。牛乳をはじめ、チーズやヨーグルトなど乳製品も大好き。牛スジ、牛タン、それにウシの内臓(ホルモンやレバーなど)だって、思い出すだけでうっとりするくらい好きなのに、どうしてこんなに牛肉とは相性が合わないのか、自分でも悲しくってなりません。
特に霜降りなど、値段の高い牛肉とは、完全に相性が良くないのです。 一度、なにかの懸賞でふるさと小包が当たり、「こんなことでもないと食べられない!」と張り切って、産地の冠が着いた高級牛を頼んだところ、大喜びで食べ過ぎたのが悪かったのか、翌日胸やけを起こし、生あくびはでるわ胃はもたれるわ……。そして、そんな苦い過去の経験をすっかり忘れた去年の年末、いただいた高級牛を贅沢にステーキにし、喜び勇んで食べ始めたもつかの間、途中でぐったりしてしまい、「お腹いっぱいな訳じゃないのに……」と涙ながら食事を終える結果となってしまいました。
結論:高級なものは、私の体には合わない(たぶん貧乏体質)。
本当に残念です。 赤肉ならまだ大丈夫なんですが……。 もしかして、調理の仕方に問題があるのかしら? ……うぅむ。
なんだか全くHOとは無関係な内容になってしまいましたが、食べ物のことを書いていると、ふと牛肉との相性が脳裏をかすめてしまい、切ない気持ちになることもしばしばな私なのです。
ササミやむね肉がヘルシーで好きって人も多いけど、私はモモ肉が一番好きです。 手羽先、手羽元も美味しいですね★あとトリのしっぽ(確かポッチとかいうと思います) も美味です
(みさと) |
遠方で取材の場合は、カメラマンさんと2人、車という密室の中で数時間を過ごすことになります。他の人はどんなふうに過ごしているかわからないけど、おしゃべり好き、しかも 沈黙嫌い(なにもせずに沈黙しているというのがムリ)の私は、たいていベラベラと運転中のカメラマンさんに向かって話し続けます。
話の内容は、次に行く取材先のことや現在の進行状況、今後HOでやってみたい特集についてなど仕事がらみの話題も含まれるのですが、圧倒的に多いのは、食べ物の話題でしょうか。 食べることが嫌いな人は少ないようで、この話題はなぜか異様に盛り上がります。 最近食べたおいしいもの、いい店などなど、話していて一向に飽きることがありません。……いえ、私が一人で興奮しているだけかも知れませんが(その可能性はかなり大きい)。
先日取材に行ったときの話題は「好きな肉」でした。 なぜ、この話題に行き着いたのか、全くもって記憶にないのですが、とにかくずっと肉、肉、肉。よくもまあそんなに肉の話題があったものだと、今にして思えば不思議なくらいです。 そのときの結論。 私の好きな肉の種類は 1位がブタ、2位はトリ、そして3位はヒツジ ということでした。 ただし、1位と2位はかなりの僅差で、気分によって変わることもあります。でもブタはあの歯に吸い付いてくるような肉の旨味がたまらないのです。じゅわ〜と肉汁が多いところもステキ。豚足にかぶりついたりするのも好き。 トリは肉もさることながら、砂肝やらトリ皮などの臓物(まあ、トリ皮は臓物とはいえませんが……)がおいしいし、そして軟骨! いくつでもコリコリ食べ続けたいです。鶏ガラもおいしいし。筋繊維をかみ切ったときのあのサクッとした食感もいい。 そして、ヒツジはですね、ときどき無性に食べたくなるんですよね。これは道産子病とでもいうのでしょうか。「あ〜、ジンギスカン食べたい!」と降ってわいたように叫びたくなるときがあるのです。ちなみに、私はラムよりマトン。ジンギスカンは味付きです。ジンギスカンだけじゃなく、ラム肉入りカレーとかヒツジ肉を使った食べ物はなぜかそそられてしまいます。
ブタに見えます? 見えますよね? 今回、堂々第一位のブタさん。 「まな板の上の鯉」ならぬ「皿の上のブタ」でございます
ここで「ベスト3の中に肉の王様『ウシ』が入っていない!」とお思いの方もいらっしゃるでしょう。そう、なぜか私は牛肉とは相性が良くないのです。どのように相性が良くないのか、私は牛肉をどう思っているのか、気になる方も多い(?)でしょうが、長くなりそうなのでまた次回に。
(みさと) |
あっという間に4月が終わり、5月となりました。この4月から新しい生活がスタートされた方も、少しずつ落ち着き始めた頃でしょうか。通勤途中に出会うランドセルに黄色いカバーをつけた小学1年生達も、だいぶ学校にもランドセルの重さにも慣れてきたように見えます。 ところで、私には、毎朝「今日もあの子に会えるかな?」と密かに楽しみにしている子がいます。 最初にその女の子に会ったのは、ある朝、交差点で信号待ちをしていた時のこと。歩行者側が青信号になったにもかかわらず、その子は歩道に立ったまま、買ってもらったばかりであろう携帯の画面をそれはそれは嬉しそうに眺めていました。「信号、変わっちゃうよー」と思いながら車の中から見つめていると、その子は私の視線に気づき、一層嬉しそうな顔でニコニコしながら手を振ってくれ、何度もこちらを振り返りながら信号を渡っていきました。(注:知らないおばちゃんに手を振ってはいけません…) 翌日彼女を見たのは交差点の向こう側の後ろ姿。ビルをのぞきこみ、お店をのぞき込み、道ばたの花壇をのぞき込みながら楽しそうにスキップしていました。ポンポンと大きく揺れるランドセルカバーを見ながら、ふと時計を見ると8:22。その場所から一番近い小学校まで、どう考えても最低15分はかかります。小学校って確か8時半までには席に着いていなければいけないのでは…? その後も、彼女は同じような時間に、道ばたのお花を摘んでいたり、芝生の上で地面を見つめていたり(虫でもいたのでしょうか?)、いつも例えようもなく嬉しそうでニコニコ、ウキウキなのです。 彼女を見るたびに、あんなふうに朝から全身でウキウキしていられたことって私にあったっけ、それはいつのことだったかなと思い出すとともに、ほんのりと明るく軽やかな気持ちのおすそわけをいただいています。
(ひろみ) |
先週末は札幌でも季節はずれの雪と寒さに驚かされましたが、でも、桜前線は日に日に北上を続けています。書店でも、ほら、こんなふうに^^
(Special thanks to 紀伊國屋札幌本店様)
HO17号、おかげさまで好評発売中です。HOらしくちょっぴりがっつり深い、桜にまつわるエトセトラ&あれこれ。お花見前に読んでいただければ、今年のお花見が一層楽しくなることは私達一同が保証致します。書店やコンビニで見かけた方はぜひお手に取ってみてくださいね。
(ひろみ) |
うっかり気持ちがゆるんで、幼稚園や小学校の先生に「おかあさん」と呼びかけた経験を、お持ちの方は少なくないのではないでしょうか? いや、みんな絶対一回くらいは言っている、はず。 思わず口をすべらせてしまってから 「あ〜、間違えた。お母さんじゃないのに……」 と幼心にかなり恥ずかしい思いをした覚えがあります。 思い出してみると、そんなふうに言い間違えてしまうときはたいてい、話に夢中になっているとか、絵を描き終わった後とか、紙芝居を見終わった後とか、なにか集中してものごとに取り組んだときだったような気がします。 集中しているため、一番リラックスした家にいる状態と同じような気持ちになり、つい、「おかあさん」ってわけです。
桜号の入稿間近、社内が一番バタバタとしていたつい先日。編集長から頼まれて、電話かけをしたときのことです。電話口で私では判断しかねることがあり、受話器から耳をはずし編集長におうかがいをたてようとして、
「おかあさん」 ………
ひさびさにやらかしてしまった……。 それにしても、家で母親に呼びかける調子とあまりに同じだったので、恥ずかしいというより、自分が面白すぎて、しばらくは声も出せないくらいの大爆笑。 それにしたって、男の編集長と女のお母さんと間違える(?)なんて、どないやねん。 まあ、でも、仕事にがっつり集中してたってことですよ。 会社でも、リラックスしてもっとも力を発揮できる状態でいられてるってことですよ。どこでもスーパーリラックス。最高じゃないですか。
いやいや、面白かった。 みんなも笑ってくれて張りつめていた編集部の雰囲気も、一瞬ゆるんだし(?)。 無事締め切りに間に合ったし。 よかった、よかった。なにはともあれ万々歳。
(みさと)
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