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TOHOHO日記
Ryu-goowの地図についてのお詫び
2010.10.27
HO 12月号(vol.37)P83で紹介した「Ryu-goow」さんの地図が間違っていました。
大変申し訳ございません。
店の住所は、弊誌に記載されている

札幌市西区琴似1条3丁目3-13 津江ビル2階

で間違いございません。
地図につきましてはお店のHP(http://ryu-goow.com/)にてご確認をお願いします。

読者の皆さま、また関係者の皆様に多大なご迷惑をおかけしましたこと
深くお詫び申し上げます。

(編集部)
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トマト神社
2010.10.26
先日、HO35号「チャントヤサイタベテル?」の取材でお世話になった
トマト麺Vegieさん(P107)に、ランチを食べに行ってきました!

取材の時と変わらず、優しい笑顔で迎えてくれた店長の宮下さん。店内BGMはもちろん浅井健一のロックチューンです。
「あれから、HOを見た浅井健一さんのファンの方が店に来てくれたんですよ」
とうれしそうに話してくださいました。

麺を食べ終わったあとのスープに、お待ちかねの「リゾットおむすび」を投入!

カリカリのおむすびに入ったチーズが濃厚なトマトスープに溶けて、あっという間にトマトリゾットに。麺が入っていた時とはまるで別のメニューのよう。ただおむすびを入れただけとは思えません…!
夜は居酒屋になるので、このトマト麺⇔リゾットのように昼と夜とで違った楽しみ方ができるお店です。体もぽかぽか温まるのでこれからの季節にはぴったりですよ。

トマト麺Vegie
札幌市白石区東札幌2条5丁目3-1
村定ビル1階
電話:011・807・4213



さて、先月発売したHO36号「小さな秘境旅」の
秘境神社で拝む(P62-63)で、洞穴の中の太田神社を目指して崖を登る“丸顔新人編集部員”とは…

そうです…私のことです。

たこ焼き、肉まん、おにぎり、まんじゅう、トマトなどなど…
調べ物をしている時に丸っこい食べ物が出てくると、編集長はおもむろに私の方へ寄ってきて
「ほら、これ、友達だぞ」
と、とてもうれしそうにジョーク(本気?)を言って笑わせてくれます。

丸顔話はさておき、太田神社は本当にものすごい場所にあるんです。


長い階段を上り、岩や木やロープにしがみつきながら1〜2時間ほどかけて山を登ります。
「山道を少し歩く」とは聞いていましたが、まさかこんなに本格的な登山をすることになるとは!
しかも、最も恐れていた崖は想像(事前にさんざん脅されていたので、私の中でのイメージはものすごい断崖絶壁に…)よりも怖くないものでした。
確かにかなり危険な場所ではあるのですが、崖の鎖を登っている時間はほんの少しですし鎖自体ロープで固定されている箇所もあったので、グラグラ揺れることなく安心して登ることができます。まんまるの私は転げ落ちたらひとたまりもありませんね…!


山道の入り口には、登山者のマナーについて大きく書かれた立て看板があったのですが、
いざ登り始めてみると心ない登山者の方が投げ捨てたらしいたばこの吸殻を見かけることが何度かありました。悲しいことです。

山の半分くらいまで登った辺りで立ち止まって上を見上げると、
さ…先が全く見えない…!!と一瞬でくじけそうになったためそこからは休まずひたすら無心で登り続けました。
というより、何も考えることができないくらい険しい道のりだったからかもしれません。


長い森をようやく抜け、太陽の光が見えてきた時は本当にうれしかったです!
どんなに辛くても見えない力にそっと背中を押してもらっているような、普段の生活では感じることのできないパワーを太田山の神様からいただけたように思います。
無事に洞穴のなかの祠で手を合わせることができて、お祈りよりも先に感謝の気持ちでいっぱいでした。
そして実は、
この洞窟内で「HOの表紙候補に使えるかも…」と、特別ゲストと秘密の撮影も行われました。


津別町のシゲチャンランドからやってきた(連れてきた?)「ヒョウタン親父」です。

一見、神聖な場所で遊んでいるかのように思われてしまうかもしれませんが、
このヒョウタン親父と太田神社のコラボレーションを実現させようと、小さな撮影会に奮闘していたのです。


結局これらの写真は採用されることなくお蔵入りとなってしまいましたが、
ここで紹介することができて、きっとヒョウタン親父もよろこんでいると思います!

最後に、これから太田神社にトライされる方のため…になるかは分かりませんが、
私の情けない失敗談をいくつかご紹介します。

●虫よけスプレーは、こまめに塗りなおす
→登山前に一度塗ったきりで油断していたら指、脚、背中など20か所以上刺されました
(奴らは服の上からでも容赦なく刺してきます!お祈りしたはずなのに…)
●汗をかいてカラカラに喉が渇いていても飲み物は一気に飲まない
→お腹がタポタポになって、苦しくて登れなくなります。
●登山用の杖を持参する
→登るときはロープに掴まった方が登りやすいのですが、下りは勾配が急なので杖などがあると便利です。(私は杖として使われていたらしいしっかりとした木の棒が偶然山頂に落ちていたので助かりました)

他には帽子、タオル、水、山用の靴、滑り止め付きの軍手があればバッチリです!
女性の方は、流行りの「山ガール」ファッションのようにスカートや短パンの下にタイツ、レギンスという格好よりも、できればズボンで行くことをお薦めします(タイツなどをはいていても虫に刺されるからです!)

今回の取材ではとても貴重な体験をさせてもらいました。地上に戻ってくると、山に登る前よりも気分が前向きになり、「生きているんだ!」というエネルギーが湧いてきます。
拝んでみよう!という方は、雪が降る前に足を運んでみてください。

(みほ)
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雄冬と古写真
2010.10.5
現在発売中のHO Vol.36のP.47で、黄金山のイチイ(石狩市浜益)の樹高を180mと間違って書いたのは私です。正しくは18m。大変申し訳ありませんでした。ご指摘くださった石狩市役所様、ありがとうございました。

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今回のHOで、私は「雄冬(オフユ)」のページを担当させていただきました。ここは個人的にも大好きな場所で、どうしようもなく落ち込んで元気になりたい時などによく訪れます。

このページを作るにあたっては、編集長から「昔の写真を入れたい。自分は、昔、新聞で国道開通以前の雄冬の写真を見たが、そこに写っていた車にはナンバーがなく『正式な道がないから、車の登録も不要で、ナンバーもついていなかった』という解説がついていた。ああいう写真を探してきなさい」という指令が出ていました。

最初にお電話をした増毛町役場の方は、どの部署の方もとても親切で、あちこち手を尽くして古写真を探してくださった上、貴重な雄冬海運のパンフレットやDVDと共に郵送してくださるなど、大変お世話になりました。(P72右下の小さな写真が増毛町役場ご提供の写真。増毛町の元陣屋・歴史資料館に展示されているようです)

それと並行して、ネット上でも雄冬の古写真を見つけ、撮影者の方にご連絡をしたところ、すぐに「ご協力しましょう」とお手持ちの写真をすべてお送りいただくことができました。これがP72の2枚の大きな写真です。この時の嬉しさといったらもう…。

なお、写真をご提供くださった東京の二村高史さんのホームページには、興味深い写真がたくさん掲載されています。私も東京・下町の出身で、ページ内の「東京 -昭和の風景-」にある写真には、まさに高校時代の通学路そのままの風景もたくさんあり、言葉にできないほどの懐かしさです。現在の様子と比べることのできる、とても素晴らしい作りになっているので、ぜひご覧になってみてください。

※二村高史さんのHP:二邑亭駄菓子のよろず話
http://www.dagashi.org/


このページに限らず、HOの誌面はいつもこんなふうに、直接お目にかかったこともないのに親身になって全力で協力してくださる多くの方々に支えられているのです。


さて。最初の編集長指令「国道開通以前の雄冬の、車の写真」についてです。二村さんのHPにある車の写真には、ナンバーが付いているような付いていないような? 微妙ですが、付いているように見えます。

今回、誌面にも登場してくださった雄冬の古老・金子さんによれば「村の人が車を持つようになったのは、国道開通の後。こっちのほうまで来るよその人はたいしていなかったから、最初のころは『まあバレないだろう』というずるい考えでほとんどみんな登録もせずにいたけれど(笑)、そのうちだんだん登録するようになってきた」とのことでした。

このほか、国道開通直後に雄冬まで行くには通行証が必要だった時期があったらしいという話が、とある場所から聞こえてきたこともあり、留萌開発局他に問い合わせましたが、結論としては、そのようなものはなかったようです。もしかしたら、国道開通以前に工事車両などに対して発行されたものだったのかもしれません。

何か知りたいことがある時、インターネットというのは本当に便利ですが、「あちこちに書かれてはいるけれど、元になるソースはおそらく1つに違いない」という事柄に出会うことがよくあります。その真偽を確認しようとすると壁に行きあたってしまい、ほとんどはそれ以上の確認ができないことばかりです。しっかりした根拠とともに記録に残すというのはとても大切なことだと改めて思います。


…というわけで、改めて、冒頭のような誤記は決してあってはならないわけであります。以後、心して自戒致します。


※誌面の都合で残念ながら載せることができなかった「雄冬海運のパンフレット」です。








(ひろみ)
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HALさんと湖
2010.9.21
だいぶ前の話になりますが、現在発売中のHO36号「チャントヤサイタベテル?」の号の取材で、HBCラジオの中野トムさんとご一緒し東川へ行きました。外からの移住者が多いことで知られる東川。大雪山麓の豊かな自然の中、しっかりした価値観を持ちながら自然体で生きる人が数多く住む、魅力的な町です。

8月の台風では大きな被害を受けたと聞き、とても心配な気持ちでいました。そんな時にいただいたのが、誌面にも登場してくださったHALアウトドアツアーズのアリッサさんからのメールです。


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HOを送っていただきましてありがとうございました。

24日の雨で、あの忠別川もまだ泥水状態。私たちは22日で忠別川コースは終了しましたが、旭川コースは被災地あとみたいになっていて、ゴール地点には根こそぎ運ばれた大木がいくつも駐車場の上にまで残されています。それほど増水したのです! 緑がきれいだったコースも、川が増水したため、草がなくなって、周りの木も枯れ、いろいろなゴミがながれてそこら中にまきついています。今思えば、ゴミを拾った時にあったビニールやなんだかんだ、引っかかっていたものは、過去に増水した時に運ばれてきたものだったのでしょう。

これだけ増水したことは、過去にもあまりない、ということです。このゴミ拾いは私たちだけではどうにもなりません。開発局に相談しようかと思っています。でも今はどうしようもないので、ツアーは再開しました。あるイミ、すごいものを見られるといえばそうなんですが。。。

でもダムと河川の周りが整備されているおかげで、住宅地は水害はなかったので、幸いです。10月には、(これまた災害地ですが)忠別湖でカヌーツアーをする予定です。旭岳など紅葉がきれいなのですが、ダムの水がまだまだ茶色なので、10月までにクリアになることを祈るばかりです。

なんだか近況報告になってしまいましたが、いろいろありがとうございました。取材はおにぎり食べたり、トムさんともお話できて楽しかったです! 暑い毎日ですが、お体にお気をつけください。


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先日、その後の様子はどうかな?と思い、メールをお送りしたところ、いただいたお返事はこのようなものでした。あの台風からもう3週間がたつというのにまだ川の水が濁っているだなんて、自然というのは本当にすごいですね。

紅葉の季節ももう間もなく。山に囲まれた湖でカヌー… どんなにか美しいことでしょう。行ってみたいな、行ってみようかな、なんて考えています。


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先日はメールをいただきまして、ありがとうございます。まだ忠別川、ダメですね。濁っています。ダムに土石などたまってしまってるんでしょうね。ダムもまだ濁ったままです。

一昨日に、通行止めだった唯一のダムへの町道が開通になったので、カヌーのシゴトもできそうです! これは、今の忠別湖畔の写真です(後ろに旭岳が見えます)。紅葉の頃は、周りがキレイです。

<中略>

忠別湖には行けなかったので、かなやま湖でカヌーの写真を撮りましたので、コレも。

こんなかんじで、気持ちよいです。ぜひプライベートででも、来て下さい!!


HAL Outdoor Tours(ハルアウトドアツアーズ)
http://www.halhokkaido.com
contact@halhokkaido.com
TEL:050-1459-8290



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かなやま湖でのカヌーの様子

現在の忠別湖


(ひろみ)
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芸術家の感性
2010.9.13
HO31号の「匠の手仕事」でご紹介させていただいた
ジュエリーアーティストの船木ゆずかさんの
個展が開催されます。

『SPIRAL ―螺旋―』
  船木ゆずか 作品展2010

 期間:9月8日(水)〜9月19日(日) 10:00〜18:00
    (最終日は〜16:00)
 会場:GALLERY 創(そう)
    (札幌市中央区南9条西6丁目1-36  011-562-7762)



さてさて、
「匠の手仕事」の取材は、普段は目に出来ないような道具や
作品が出来ていく過程を目の当たりにできて面白いです。
もちろん、耳慣れない用語が出てきたり、
複雑な製作過程を短時間ではなかなか理解できないこともあって
「難しいな」と感じることも多々ありますが、
それでも、取材が終わるとなんだか一つ新しい世界を知ったような気になって
(まあ、たいてい気のせいなのですが… 笑)
テンションがあがります。

恥ずかしながら、船木さんを取材することになって、
初めてアートジュエリーという世界の存在をはじめて知った私。
その上、普段装飾品とはあまり縁がないということもあって(残念ながら)、
話題にちゃんとついていけるかどうか、一抹の不安を覚えながらも
一方では、一体どんな作業が見られるのか、どんなお話が聞けるのかと
ワクワクしてアトリエを訪れました。

誌面でも書きましたが、船木さんの作品は植物の模って作るというのが
大きな特徴です。
その植物というのも、枯れてカッサカサになった花の額とか
種がはじけ飛んだ後の殻とか
きらびやかなイメージのあるジュエリーとはかけ離れたものばかり。
ジュエリーとその元になった植物を見せてもらった私は、そのあまりの変身ぶりに
「ええ〜、これが、これになるんですか?」と
目の玉をひんむいて、声が裏返ってしまうほどでした。
私たちが普段愛でている花や葉は、型をとるには軟らかかったり厚さがなさ過ぎたり
と、鋳金という手法には合わないこともあるそうですが、
それにしたって、この地味すぎるほど地味な植物の残骸(?失礼)が
一体どうやって作品になったのか…と思うと不思議ボルテージはマックスに。
「これは? こっちは? なんの植物ですか? どこで見つけたんですか?」
などと興味津々に、そして矢継ぎ早に質問する私に
船木さんは穏やかに、そして とても丁寧に答えてくれました。

「枯れた部分って図鑑を見てもほとんど載っていないんですよ。だから、
これ面白いなって思って作品にしてみても、
原型になった植物の名前がわからないことも多くって」と、船木さん。
そんな(一般的には注目されないような)目立たない植物の形を
ジュエリーにしようと発想する船木さんの感性って、やっぱり普通の人とは違うなぁ
「芸術家」だなぁと深く思った取材になりました。

以来、道端で立ち枯れている花の残骸なんかを見ると
「こういう景色も船木さんの目を通したら、キラキラ輝いた宝みたいに見えるのかも」
と思い、色のない植物でさえもなんだか突然彩り豊かに見えたりするから不思議です。

船木さん曰く「デザイン画は書かずに、模ったパーツを“増殖”させて作る」作品は、
小さなパーツが一つ一つ今もゆっくり増殖し続けているような
そんな力強い印象を受けるものばかりでした。
実際の作品を目にしたらそのエネルギーをしっかり感じる事ができると思います。
お時間のあるかたは、ぜひ個展へ足を運んでみてください。
「装飾品は特に興味ない…」とおっしゃる方も、きっと楽しめると思いますよ。

(みさと)
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