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TOHOHO日記
別HO
2009.12.21
今年も残りあと2週間。
札幌では突然の、でも、例年になく遅い雪景色となりました。

来たる25日、なんと「HOの別冊」が発行されます。

いつもは北海道全域の情報をくまなく取材するのがHOのHOたる所以でありますが、この別冊では、札幌市内よりすぐりの店を集めた1冊となっています。


今回は、取材をしていても特に印象に残る、本当によいお店ばかりでした。編集部員の私が言うのもなんですが、これでこの値段(780円)はかなりお得なんでは…という出来に仕上がっていると思います。


中にでも忘れられない1軒が厚別区の、「B●●−●●●●A」という中華料理屋さんです。

ご主人は、小樽ヒルトンをはじめあちこちの名ホテルで料理長を務めた人物。「料理長」「独立」の間で迷いながらこれまでの人生を歩んできたし、これからも迷うのかな、なんて話を聞かせてくれました。誌面には書ききれませんでしたが、以前は白石区菊水で「き楽」(「き」は「喜」を横に2つ重ねた字)を営んでおり、大泉洋はじめ芸能人も多く訪れる店だったといいますから、ご存じの方も多いのでは? 再独立にあたって御主人は同じ店名にしたかったらしいのですが、ご家族の希望で現在の店名は愛犬の名前と、なんともお茶目な御家族です。

取材を申し込んだところ、実は最初、おっかない声で「なんでうちの店を選んだの?うちの店きたことあるの?」と聞かれ、ひきつり声で「ありません、ごめんなさい。あれこれ聞き込みの結果とても評判がよかったから…」と答えたところ、「ふーん、いいよ」と言いながらも「でもさあ、あなた、雑誌で紹介するのに、まず自分で食べて確かめないの? 人の評判もいいけどさあ」と、しみじみした声で諭され…。大事なことを思い出させていただきました。

翌日のランチタイムにおじゃまし、話してみれば、実に気さくで親切なご主人でした。お昼はバイキングスタイルで、すでに大皿が10皿近く並んでいるにも関わらず、「足りる?これで大丈夫?」と言いながらささっと手際よく料理を作り、1皿追加してくださったり。


編集作業中、原稿確認のためFAXを送ろうとしたのですが不調でなかなか送れず、帰宅がてらお店にお届けに寄ったときのことは忘れられません。札幌に雪が積もった寒い夜、時刻は12:30を回っていました。10時閉店の店にまだ灯りがともっているのです。「ごめんください」と声をかけると、おそらく暖房を切っていたのでしょう、コートを着込んだご主人が中で一人で晩御飯を食べていました。「こんな時間に?」と聞くと「いつもこんなもんですよ」とこともなげ。帰宅は1時すぎ、朝は7時にはお店へ。それでも、料理を作るのが何より好きだからいい、のだそうです。最近仕事に対する情熱が薄れていたなあ、と、反省させていただきました…。


もう1軒、印象に残ったのは「●●ふ」というお店。女性店長さんが一人で営むステキなお店ですが、なぜその店名に?とうかがったところ、「特に意味はないのだけれど、省略されない店名にしたかった。それには3文字が限界。あとは、最後の1音をやさしい響きの音にしたかった」との返事が返ってきました。以前勤めていたお店の名前が比較的長く、どうしても省略されて呼ばれていて、「店長が深い思いをこめて付けた名前なのに…」といつも寂しく思っていたからとの話が、深く心に残ったのでした。

そんなステキなお店が102軒。HO別冊は12月24日の発売です。どうぞよろしくお願いいたします!

(ひろみ)



ブログ内容とまったく関係ありませんが…。会社のそばの駐車場片隅に半月ほど前から袋が捨てられています。中に何が入っているのか…。毎日通るたびに気になって仕方ありません。
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