あなたの街の三丁目+'64 北海道版レポート
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駒だけではない ひょうたんから 新鮮で旨い魚!!

炉ばた ひょうたん

住所
釧路市栄恵町3丁目2 狸穴ビル1階
電話
0154・22・6268
営業時間
17:30〜23:00
定休日
日曜、不定休
平成元年に開店して24年目。カウンター・小上がり15席。有名ミュージシャンや音楽関係者もよく訪れている
蒸しメンメ3000円位〜。緑色のつまは、自家製のビタミン大根のおろし。入荷しなければなかなか食べられない逸品だ
「生ものでも干物でも鮮度が大切ですね」と話す店主の木村梅子さん。店内には縁起がいいひょうたんがずらりとぶら下がっている
長男の木村将史さんは「釧魚一夜干し炉端ひょうたん」のオンラインショップで、その日水揚げされた活きの良い魚を生のまますぐ加工し、昔ながらの自然干しの絶品干物を全国に販売している

「お母さん、今日は何かいい魚入ってる?」。常連客は開口一番そう聞いてくる。店内のカウンターにつるして干してあるホッケやシシャモ、コマイを見ただけで、魚のおいしい店であることが自然と伝わる。「今日は新鮮なホッケが入ったから刺身でも食べることができますよ」と、店主の木村梅子さんはその日のお薦めメニューを教えてくれる。
 珍しいのが蒸しメンメ(キンキ)。昆布を敷いて、塩と酒を少々入れて丸ごと一匹蒸しながら旨みを引き出すというシンプルな調理法だが、その日に入荷がなければなかなか食べられない逸品だ。「できるだけ安く新鮮なものを提供したい」と、市場に通い季節に合った旬な魚だけを仕入れている。「手前味噌も作っているんです(笑)」と、味噌や野菜も自家製を提供。ひょうたんから駒ならぬ、ひょうたんから美味な魚が楽しみな店だ。

※HO 52号より抜粋